【24年3月版】勝手に原田マハさんの11冊の本をランキングします

原田マハさんといえば、ルソーやピカソ、ゴッホなどの画家を題材にしたアート小説です。

他にも『本日はお日柄もよく』『総理の夫』などアート小説以外でもメディア化作品を多数生み出してます。

私の思う原田マハさんの魅力
  • 美術館に行きたくなる
  • アートの面白さを知るきっかけになる
  • 印象派、写実派などアートに詳しくなれる
  • 偉大な作品を生みだした巨匠たちの時代背景がわかる
  • 続きが気になる引き込まれるストーリー性
  • するりと読める文章力

原田マハさんの魅力を一言でいうと「教養」だと思います。

小説を楽しんでいる中で自然とアートに関して2倍も3倍も詳しくなれて、自分の世界が広がっていくようです。

実際、私は美術館に行くことが増えました。
【モネ展体験記】あの感動を忘れない。生涯の思い出になる贅沢な時間でした。

今回は今まで読んだ原田マハさんの小説をランキング形式でお伝えしていきます。

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【原田マハさんの本】おすすめランキング
1位『楽園のカンヴァス』Amazon 楽 天 Yahoo!
2位『暗幕のゲルニカ』Amazon 楽 天 Yahoo!
3位『たゆたえども沈まず』Amazon 楽 天 Yahoo!
4位『美しき愚か者たちのタブロー』Amazon 楽 天 Yahoo!
5位『デトロイト美術館の奇跡』Amazon 楽 天 Yahoo!
6位『独立記念日』Amazon 楽 天 Yahoo!
7位『異邦人』Amazon 楽 天 Yahoo!
8位『モネのあしあと』Amazon 楽 天 Yahoo!
9位『ジヴェルニーの朝食』Amazon 楽 天 Yahoo!
10位『リボルバー』Amazon 楽 天 Yahoo!
11位『ゴッホのあしあと』Amazon 楽 天 Yahoo!
目次

原田マハさんの読んでほしい本ランキング

第1位 『楽園のカンヴァス』

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¥880 (2024/07/26 20:24:52時点 楽天市場調べ-詳細)
個人的な『楽園のカンヴァス』の評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

ルソーの「夢」を題材にしたアート・ミステリー小説。

「夢」アンリ・ルソー
Amazonより引用

ストーリー構成の卓越性、ミステリ的な謎解き、ルソーとピカソが一気に学べて最高に面白かった一作です。

  • なぜタイトルが「夢」なのか?
  • この女性の正体は?
  • ピカソがどう影響しているのか?

フィクションながら、この「夢」を題材にルソーとピカソの関係を浮き彫りにしていく名作中の名作です。

私が読みたての時の感想はこちら。
【必読本】原田マハさんの『楽園のカンヴァス』はアート×ミステリーの最高傑作。

第2位 『暗幕のゲルニカ』

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¥935 (2024/07/27 07:00:05時点 楽天市場調べ-詳細)
『暗幕のゲルニカ』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

芸術は、飾りではない。敵に立ち向かうための武器なのだ。

──パブロ・ピカソ

『暗幕のゲルニカ』原田マハ

天才、ピカソが芸術を武器にして戦争に立ち向かう姿がありありと描かれています。さらにピカソを支えた女性の生き様にも熱いものを感じました。

「ゲルニカ」パブロ・ピカソ
引用:西洋絵画美術館
  • ゲルニカは何のシンボルなのか?
  • どのようにしてゲルニカは生まれたのか?
  • なぜゲルニカを描くことになったのか?

この小説を読んでピカソの体験した戦争をぜひ感じ取ってください!

第3位 『たゆたえども沈まず』

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¥825 (2024/07/27 07:00:05時点 楽天市場調べ-詳細)
『たゆたえども沈まず』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

ゴッホをテーマにした作品。日本人画商の林忠正と弟のテオドロスの力を借りながら渾身の一作を描き上げるストーリーが美しかったです。

最後まで惹きつけてやまないストーリーの合間に印象派の説明をしっかりしてくれる稀有な本です。

  • 印象派がどのように生まれてきたのか
  • 今までとどう違うのか
  • 浮世絵とパリの関係

小説を楽しんでいるうちに自然と印象派について語れるくらいになっているのがポイント。

さらにゴッホと弟の関係も泣けるものがありました。全体的に完成度が高く、総合評価を6とさせて頂きました!

第4位 『美しき愚か者たちのタブロー』

『美しき愚かものたちのタブロー』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

 欧米にひけをとらぬ美術館を創設するという夢を心に宿して、松方は、莫大な私財を投じてコレクションを作り上げた。

『美しき愚かものたちのタブロー』 原田マハ

松方幸次が美術館創設のため松方コレクションを作り上げるも、戦後、松方コレクションはすべてフランスに没収。

これは日本に一流の美術館を作るために奮闘した男たちのストーリーです。

実は日本に西洋美術館があるのは奇跡と友情の連続だったんです。これを読めばあなたも西洋美術館へ行きたくなること間違いなし!

第5位 『デトロイト美術館の奇跡』

『異邦人』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

赤字続きのデトロイト市。黒字化するためには、もう美術品を売るしかない…。

美術を愛する市民たちが起こした奇跡がほっこり温かく、沁みました。美術を愛する人たちの奇跡に心打たれると同時に、あらためて絵画の資産価値に気付かされる一昨。

ページもたった107Pと非常に読みやすい作品。読みやすさ抜群なのに、ストーリーも楽しめるので総合評価は5.5としました。

第6位 『独立記念日』

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¥946 (2024/07/27 19:20:34時点 楽天市場調べ-詳細)
『独立記念日』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

さまざまな境遇の女性たちが各々に独立していく短編集。アート作品はまったく出てこない小説です。

この短編集の面白いのが、まるでリレーのように一つずつの短編がつながって人の繋がりを感じさせてくれるところです。

知らないあの人も、今日を精一杯生きる主人公だと思い出させてくれるほっこり系の作品です。

私が読みたての時の感想はこちら。
【おすすめ本】原田マハ『独立記念日』|ネタバレなしの感想

第7位 『異邦人』

異邦人 (PHP文芸文庫) [ 原田マハ ]
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『異邦人』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

絶対的な審美眼を持つ主人公と、心奪われる絵を描く女流作家。2つの才能が出会うとき、全ての人が翻弄される…!

ちりばめられた伏線を一気に回収するミステリー調の作品でした。

ゴッホやピカソなどの巨匠が出ず、勉強になる感は薄かったです。その代わりミステリーとしての疾走感が高かったので総合評価は5にしました。

私が読みたての時の感想はこちら。
【おすすめ本】『異邦人』は原田マハさんの玄人向けだと思いました。

第8位 『モネのあしあと』

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¥550 (2024/07/27 07:00:13時点 楽天市場調べ-詳細)
『モネのあしあと』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

原田マハさんがクロード・モネの解説をしてくれる解説本です。

  • どのような過酷な時期を過ごしたのか?
  • 誰のどんな影響を受けてきたのか?
  • モネの複雑な家族

など「はじめて知った!」って情報が多くて、より一層絵画が好きになるような一冊です。

個人的には、前妻のカミーユの話がなんとも痛切でした…。

私が読みたての時の感想はこちら
【あのクロード・モネが到来!】モネ展に行くまでに読んでおきたい①『モネのあしあと』

第9位 『ジヴェルニーの朝食』

モネ、マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌら巨匠たちの短編集。

『異邦人』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

この小説がユニークなのが、巨匠たち視線で描かないことです。周りの人たちの視点から、時代を作った芸術家たちの姿に迫っていくところが面白かったです。

ただ短編集なだけにストーリーに惹き込まれる力が弱く、「次のページを早く読みたい!」的な感じになれなかったのがネック。

それでもドガやマティスのことを知れて私にとっては勉強になる作品でした。

私が読みたての時の感想はこちら
【あのクロード・モネが到来!】モネ展に行くまでに読んでおきたい②『ジヴェルニーの食卓』

第10位 『リボルバー』

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¥737 (2024/07/27 19:20:35時点 楽天市場調べ-詳細)
『リボルバー』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

ゴッホの自殺に使われた拳銃に対してのストーリー(もちろんフィクションです)

大胆な仮説をもとにストーリー展開が進んでいきますが、いまいちのめり込めない一冊。ゴッホとゴーギャンの関係に焦点を当てており、印象派への理解も深まります。

ただ、個人的には『たゆたえども沈まず』を読んでしまうとデジャブ感が出てしまう印象…。

Amazonの評価は星4.3と高いので私の感性が追いついてないのかなぁ。。。

第11位 『ゴッホのあしあと』

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¥550 (2024/07/27 07:00:07時点 楽天市場調べ-詳細)
『ゴッホのあしあと』の超個人的な評価
総合評価
読みやすさ
勉強になる
ストーリー性
メッセージ性

『たゆたえども沈まず』の解説をしつつも、ゴッホの魅力を原田マハさんが解説してくれる本です。

『たゆたえども沈まず』『リボルバー』を読んでると、新しい情報は薄いように感じました。

「ゴッホについて理解が深まる」というより「作家、原田マハさんの小説への熱量やスタンスがわかる」という印象です。

ゴッホを知りたい人は『たゆたえども沈まず』

原田マハさんを知りたい人は『ゴッホのあしあと』

私はこのように解釈しました。個人的には、「原田マハさんの小説への想い」を知れてその点は満足度が高かったです。

私が読みたての時の感想はこちら
原田マハ『ゴッホのあしあと』は読むべき?率直な感想をお伝えします。

【原田マハさんの本】おすすめランキングまとめ

今まで読んだ原田マハさんの本を勝手にランキング化させてもらいました。

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【原田マハさんの本】おすすめランキング
1位『楽園のカンヴァス』Amazon 楽 天 Yahoo!
2位『暗幕のゲルニカ』Amazon 楽 天 Yahoo!
3位『たゆたえども沈まず』Amazon 楽 天 Yahoo!
4位『美しき愚か者たちのタブロー』Amazon 楽 天 Yahoo!
5位『デトロイト美術館の奇跡』Amazon 楽 天 Yahoo!
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11位『ゴッホのあしあと』Amazon 楽 天 Yahoo!

トップ3の作品をまだ読んでなければぜひ読んでください。ストーリーとしても楽しめ、教養としてのアートのことも身につくおもしろ本です。

当ブログにお越しの方は、本も映画も楽しめるお方なのでアート作品もきっと楽しめるはず。

きっとあなたに相性バツグンな原田マハさんをぜひ味わってみてください。

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