『楽園のカンヴァス』を夢中で駆け抜けるように読みました。読んだの2回目ですけど、ストーリー性が卓越していて満腹感ある読書体験でした。
今まで11作品、原田マハさんの本は読んでますが、個人的には最高傑作だと評価してます。
総合評価 | |
---|---|
読みやすさ | |
勉強になる | |
ストーリー性 | |
メッセージ性 |
ストーリーが幾重にも仕掛けられていて、興味が最後の1ページまで尽きない構成。素晴らしい1冊です。
本が好きな人なら全員に読んでほしいですが、特にもこんな人に読んでほしいです↓
絵画の世界にチャレンジしたい人
よく美術館に行く人
質の高いストーリー性を楽しみたい人
本音は全員に読んでほしいのですが笑。
この記事は『楽園のカンヴァス』の感想をネタバレなしで書きました。
「次は何を読もうかなぁ」と思っているあなたは、この記事を読んで次の1冊にするか決めてみてください。
【ネタバレなし】『楽園のカンヴァス』のあらすじ
まずは背表紙のあらすじをご紹介しましょう。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこでみたのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しい真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは──。山本周五郎賞受賞作。
『楽園のカンヴァス』背表紙
いろいろ書いてますが、ざっくり要約するとこんな感じです。
ルソーの名作「夢」とそっくりな作品が専門家2人の前に!ホンモノかニセモノか?
謎の古書を元にルソーとピカソが籠めた想いを紐解いていくアート・ミステリー。
ルソーの名作「夢」は表紙にも使われているこちらの絵。

- なぜタイトルが「夢」なのか?
- この女性の正体は?
- ピカソがどう影響しているのか?
卓越したストーリー構成で、謎が徐々に解き明かされていくのが最高でした。
『楽園のカンヴァス』の評価とその理由

前半の通り、『楽園のカンヴァス』の評価は以下のとおりです。
総合評価 | |
---|---|
読みやすさ | |
勉強になる | |
ストーリー性 | |
メッセージ性 |
総合評価は7点で満点にさせてもらいました。
特にもストーリー性は群を抜いて高かったです!突き抜けちゃうけど星10点あげたい笑。
ネタバレになるので言えませんが、幾重ものストーリーで場面を切り替える構成がめちゃくちゃよかったです。
そしてこの本はアートの世界を広げる本です。
24ものアート作品が登場して、主人公が専門家として解説してくれるので超勉強になります。

Amazonより引用
ルソーやピカソ。名前だけ知っている彼らの生き様・時代・作品たちをストーリーを楽しみながら学べて知的にも大満足。
読み進めていけばいくほど、「アートって面白い!」とあなたの世界が変わっていくことでしょう。
次の一冊は『楽園のカンヴァス』にしませんか?

断言します。この本はあなたを失望させることはありません。
『楽園のカンヴァス』は3つも受賞してます。
第25回山本周五郎賞 受賞
雑誌「ダ・ヴィンチ」プラチナ本 OF THE YEAR 2012 受賞。
王様のブランチBOOKアワード2012大賞 受賞。
さらに、あらゆる人々が絶賛の嵐。逆に「まだ読んでないの?」って感じです笑。
私も自信を持っておすすめできる「必読本」です。
ぜひぜひ、『楽園のカンヴァス』のストーリーを楽しみながらあなたの人生にアートを取り入れてください。
PS:読むときは、こちらの記事をぜひ活用してください。『楽園のカンヴァス』を読む人のために作りました。
