【おすすめ本】世界の面白さをエッセイで堪能『ももこの世界あっちこっちめぐり』

頭空っぽで楽しめるさくらももこさんのエッセイ『ももこの世界あっちこっちめぐり』を読み終えました。いやぁ今回は面白いだけじゃなくて世界のダイナミックさに「そんな場所あるんだぁ」「いつか行ってみたいなぁ」と胸がときめきました。

まぁ実際行けるか分かりませんが笑。それでも夢を抱くことは悪いことじゃないし、脳みそにある世界がぐーんと広がるような読書体験ができました。なんとなく少しだけ教養が身についたような気がします笑。

そんなわけで今回は、このエッセイを読みながらつい画像検索してしまったものを紹介していきたいと思いま〜す。

目次

スペイン|おもちゃの国みたい。サクラダファミリア設計のグエル公園

わぁカラフル。公園の概念が覆されるっていうか、日本じゃ絶対見られない風景おもろいですなー。

 人が大人になって家を建てようと思った時、家の壁や窓の縁などを、”モザイクでカラフルにしたら楽しいんじゃないか”などとはまず思わないであろう。

『ももこの世界あっちこっちめぐり』

確かに笑。人様の予算を使う以上「まともなもん作らないとなぁ」って思うのが大人。「お、せっかくだからやっちゃうか!」って好き放題はできませんですよねー。

で、全然知らなかったんですけどグエニ公園の名物といえばこのトカゲなんだそう。

ほんのり笑って可愛いですな笑。なんというかイヌとかネコとかゾウとか親しみのある動物じゃなくて、トカゲにしたあたりガウディの絶妙なセンスを感じちゃうところ。

イタリア|ベネチアングラスはシックで儚気な美しさを醸し出す

ベネチアは水の街ってのは知ってたんですけど、ベネチアングラスは全然知りませんでした。Amazonで売られてみるのをみるとこんな感じ。

これまたお上品なグラスですなぁ。茶の間で一杯って感じじゃなく、キリッとしたテーブルに厳かに使われてこそ雰囲気に合うような感じ。

さくら夫婦の大胆なお金の使い方にもびっくり仰天。

そしてやっと買う事に決めた。三十万は金魚鉢にしては高いけれど、この先何年経っても見るたびに「ああきれいだね。買ってよかったね」と感じることを思えばいつかもとは取れよう。

『ももこの世界あっちこっちめぐり』

30万円の金魚鉢買う!?

おいおいさくらさん、大丈夫ですか。というかこの本で町に行くたびに、意味わかんないくらい高いもんポンポン買ってる描写があって、普通に胸がキュッとなった笑

たぶん旅行のたびに50万以上はパーっと使ってます。

当ブログでお馴染み『収入の9割はマネースクリプトで決まる』によれば

富をもたらすマネースクリプトの3つ目は、「お金は自由を買うツール」です。そもそも「お金で買える自由」とは何を指すのか。答えは、「選択肢の数」です。

『収入の9割はマネースクリプトで決まる』

てな感じで、「お金は選択の自由」みたいなことをエッセイを通じてまざまざと見せつけられました。これもひとつの勉強ですな。

インドネシア|バリ島のウブドゥはアートの村らしい

海外に縁がなさすぎてバリ島って言われても「あー有名な観光地ねぇ」的な乏しいリアクションしかできない私。エッセイを読むかぎり、さすが観光地。素敵なところがいっぱいある場所なんですなー。

とくにもさくらももこさんがときめいたのが、ウブドゥというアート一色の村。

ギャラリー鑑賞もそうだけど、それ以上に人間の大きさが日本と違う事に読みながらちょっと感動しました。さくらももこさんがアート作家の家を訪れるシーン↓

 絵を描く時に大切にしていることは、イマジネーションが湧くための静けさや安らぎの時間だと語ってくれた。パルワタさん自身が静けさや安らぎそのものだと私は思う。

『ももこの世界あっちこっちめぐり』

静けさや安らぎそのもの。そんな人に会ったことないかもしれない。

あくせく働くせわしないこの東京で、どれだけ私たちは生き急いでいるんだろう。今に満ち満ちている充実を味わうように生きてないんだろう。ちょっと考えさせられるシーンでした。

アメリカ西海岸|ヨセミテ公園はアメリカっぽいダイナミックな大自然

父・ヒロシが見たいと言っていた「グランドキャニオン」に行くために、さくらももこさんはアメリカ西海岸へ行くんですが、ついでに行ったヨセミテ公園がまぁでかい。

なんと3,081k㎡・・・と言われても分からんですよね。東京都の1.4倍、大阪府の1.6倍の総面積だそうですヤバくないですか笑

このエッセイ曰く、1000m以上の滝があり、世界で一番大きな木があるらしい。木の樹齢はなんと三千年以上。おいおい、ブッタが悟ってまもないじゃないか笑

その大きな木がセコイヤという品種で、こんな感じ↓

うーん。いまいち伝わらん!

フリー素材のサイトで探してるんで、「これぞまさに」ってのをお見せできないのがすごい残念。気になる方はGoogleで画像検索してみてくださいな。

それにしてもこういうダイナミックな大自然の中に溶け込んでみたい。その空気、鳥たちの音、土の感触を全身で感じたい。自然が織りなす曲線の美しさにため息が出るほど憧れちゃいます(いつか絶対行こうと心に誓いました。)

世界が広がる、夢が広がる、とっても薄くて楽しい本。

エッセイを読みながら「世界の文化や光景は面白いなぁ」「わ〜自分もいつか行ってみたいなぁ」なんてふわふわ夢を見れたのが純粋に楽しかったです。

のんびりしてるスペイン、自然豊かなバリ、街全体がテーマパークみたいなラスベガス…。この記事で紹介してない場所も本当にあっちこっち巡ってるんですよ!

「仕事で世界めぐれるの羨ましいなぁ」とか思いつつ、ちょっと妬ましい気持ちを抱えつつ、世界には自分が信じられないような文化とか街並み。原始の自然、呑まれるような建築物、日本じゃ考えられないほど澄んだ瞳をした人々。

今の生活範囲から離れたうーんと遠いところに、人生が広がるような体験が待ってるのかもしれない。いきたい。行かなきゃ。そのために頑張ろう。

と気を引き締められた一冊でした。

読めば、あなたも世界の虜になること間違いなしです。
気になる方は画像をタップ↓

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