このブログは「自宅コーヒーの味方」というコンセプトで運用してます。
PostCoffeeで「コロンビア フィンカ ルシタニア」を購入しました。
一口飲んで「フルーティ」と声に出しちゃうほどの果実感。
「何っぽい甘さかな?」ともう一口飲んで、浮かび上がってきたのが「グレープ」でした。パッケージを見ると「Wild Grap」と書いてあるので思わずガッツポーズ笑。
山葡萄っぽいフルーティさの後に、カラメルのようなほろ苦い甘さの余韻が残る美味しいコーヒーでした。浅煎りなだけ苦味よりも酸味・甘味が強め。ライトなコーヒーを飲みたい人にぴったりです。
酸味…
苦味…
甘味…
苦味の中に甘味あり。後味のカラメル感がたまらん。酸味がかなり強いので、苦味を出すことを意識しないと酸っぱくなるので淹れ方には最大の工夫を。
今回は、PostCoffeeで販売されている「コロンビア フィンカ ルシタニア」のレビューをしていきます。
【100年続く農園】「コロンビア フィンカ ルシタニア」の基本情報
商品名 | コロンビア フィンカ ルシタニア |
---|---|
産地 | コロンビア |
品種 | カスティージョ |
農園 / 生産者 | Finca Lusitania / Javier Macias |
標高 | 1,550m |
精製方法 | ウォッシュド(18時間アナロビック) |
焙煎 | 浅煎り |
フレーバーイメージ | 山葡萄、紅茶、サトウキビ |
商品名 | コロンビア フィンカ ルシタニア |
---|---|
産地 | コロンビア |
品種 | カスティージョ |
農園 / 生産者 | Finca Lusitania / Javier Macias |
標高 | 1,550m |
精製方法 | ウォッシュド(18時間アナロビック) |
焙煎 | 浅煎り |
フレーバーイメージ | 山葡萄、紅茶、サトウキビ |
農園の標高は1,550mと相当高め。
スカイツリー2本+東京タワーくらいの高さにある農園です笑。
一般的に、コーヒーは標高が高いほどグレードが高い。
寒暖差が大きくなる関係で、身がキュッと引き締まり、ゆっくり成熟。酸味・香り・味わいなどがより際立つんだとか。中米のグアテマラでは標高1,400m以上を最上級のグレードにしているほどです。
農園はなんと100年以上続く老舗の農園。
4代目アレハンドロさんはコーヒー大国コロンビアでも優勝するほどの腕前の持ち主。2023年の戦績はすさまじいです。
- コロンビア最大級のコーヒーフェアでの焙煎大会:優勝
- コロンビアのカップテイスターズ:優勝
- シカゴ開催の世界大会:出場
コーヒー豆を発酵させるアナロビックでの処理もされてるので、もはや期待しかありません笑。
「コロンビア フィンカ ルシタニア」を美味しい淹れ方と感想
色々試行錯誤して、たどり着いた淹れ方を紹介します。
3パターン用意したのでぜひ参考にしてください。
淹れ方①【ジューシーな果実感】山ぶどう感を味わうレシピ
- 粒度…中粗挽き(コマンダンテだと26クリック)
- 温度…90℃
- ドリッパー…カリタ101
- レシピ…4:6メソッド
- 豆の量…10g
- お湯の量…150g
まず試してほしいのがこの淹れ方。特徴的な山ぶどう感を楽しめます!
最初はハリオV60で淹れてたんですが、どうも酸味が強調されたのでカリタ101を導入したらめちゃくちゃ美味しく仕上がりました。
- 粒度…粗挽きだと酸味が強調されるので中粗挽き程度に。
- 温度…苦味が出るギリギリの90°に設定。
- ドリッパー…お湯と揺れ合う時間が長めのカリタ101で苦味も引き出す。
感想
口に入れた瞬間「ジューシー!!!」を思わず声に出しちゃった淹れ方。スッキリしてるのにどっしりくる山ぶどう感を味わって、余韻に残るのは複雑な苦味。ワインを飲んだ後のような舌に残る口当たりがまた面白い。
冷めてもジューシー感が残っていて、豆のポテンシャルの高さを感じました。
淹れ方②【アナロビック感を楽しむ】山ぶどう感と複雑な苦味で紅茶っぽい美味しさ
- 粒度…中挽き(コマンダンテだと23クリック)
- 温度…91℃
- ドリッパー…カリタウェーブ
- レシピ…4:6メソッド
- 豆の量…15g
- お湯の量…225g
「コロンビア フィンカ ルシタニア」は山ぶどう感が強くて、「酸っぱ!!」となりやすいのが難点。そこで、こんな感じでコントロールしました。
- 粒度…中挽きにして酸味・甘味だけじゃなく苦味も出す。
- 温度…90°以下だと酸味が目立ちそうなので91°に。
- ドリッパー…カリタウェーブでお湯の触れる時間を長くして、酸味・甘味・苦味すべてをしっかり出す。
感想
「山ぶどう〜!!!」と感じた後にくる複雑な苦味がマジでアナロビックっぽい。お湯と触れる時間が長い分、味もV60と比べて複雑で紅茶っぽさも感じられる仕上がりに。
大人の苦味を楽しめる上に、複雑さがより一層強調された味に仕上がって大満足です◎
淹れ方③【ビタースイート】もっと複雑な紅茶っぽく苦味をがっつり引き出す
豆の抽出度合いをあげて、さらに複雑さ苦味を堪能したい方はこちらの淹れ方をどうぞ。
- 粒度…中挽き(コマンダンテだと23クリック)
- 温度…91℃
- ドリッパー…カリタ101
- レシピ…4:6メソッド
- 豆の量…15g
- お湯の量…225g
私はボディ感のあるコーヒーが好み。
酸味が強いと飲み切ることには飽きるので、思い切って苦味をさらにあげてみました。抽出度を上げるために、お湯が滞留しやすいカリタ101を使用。
- 粒度…細かすぎると雑味が怖い。中挽き程度でエグ味が出ないように調整。
- 温度…93°だと流石に苦味が目立ちそうなので91°に。
- ドリッパー…お湯の滞留時間が長いカリタ101で苦味を抽出。
感想
お〜〜。ビタースイートで、めちゃくちゃ紅茶ライクな味わい。カラメル感も分かりやすく感じられて個人的にはこの淹れ方が1番ハマりました笑。
温かいうちは苦味を強く感じるのですが、冷めて一口飲んだら肉厚な山ぶどう感が戻ってくるのも驚き。カリタ101がある人はぜひお試しあれ!
まとめ|100年以上続く農園のスペシャリティを感じるコーヒー豆でした。
「100年以上、山の中で美味しいコーヒーにこだわり続けてきた農園のコーヒー豆が飲めるって贅沢だなぁ。」としみじみ感じながら飲みました。
特にもカラメルっぽい苦味・甘味の後味が大好きで、徐々に豆が減っていくのが寂しいくらいです。
「ふぅ」と息をつきたい瞬間。野生味ある酸味と、香ばしいカラメルの甘さで自分を労ってあげるのにぴったりの一杯です。
興味のある方は、こちらから。
PostCoffeeで「コロンビア フィンカ ルシタニア」をチェック。
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