【おすすめ本】『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』はタイトルの割に超サイコパス。

心臓えぐられたぁ…。色んな面白いがあると思うんですけど、今回は心臓が刺されるような面白さでした。

まぁ最初こんな冒頭から始まるんですよ↓

十月十四日早朝、鳥取県境港市、蜷山の中腹で少女のバラバラ遺体が発見された。

『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』

はい、一人少女がバラバラになるの決定。

こんな可愛い表紙なのに笑。

この小説の憎いところは、バッドエンドから物語がスタートすることです。一人の少女が悲惨な死を迎えることを知ってて、平和なところから物語が始まります。

「え、これ、、、死ぬんだよね?」

と確かめるようにハラハラ読めて、そりゃあもう夢中になりました。。。けど後味悪い…。

今回もネタバレなしで、感想を語っていきましょ〜。

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精神が正常な人は99.9999%答えられない「ヤバいクイズ」がマジでヤバいし大きな伏線。

本書のわりと前半で出てくる「答えられたらヤバいクイズ」。このクイズに答えられたのは、たった5人で猟奇事件の犯人たち…。

ヤバいクイズの内容はこちら↓

〈ある男が死んだ。つまらない事故でね。男には妻と子供がいた。葬式に男の同僚が参列した。同僚と妻はこんなときになんだけどいい雰囲気になった。まぁ、惹かれ合うってやつだ。ところがその夜、なんと男の忘形見である子供が殺された。犯人は妻だった。自分の子供をとつぜん殺したんだ。さて、なぜでしょう?〉

『砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない』

私は後半にある答えを読むまで全然分かりませんでした。まぁ正常な人なんでよかったですが笑

これがずーっと伏線となって話が進んでいくんですけど、答え読んだ時ハッとします。「なるほど」って思えるんですけど100000%自分じゃ思いつかない。逆立ちしたってムリムリ。

『私の男』の作者さんだけあって、全体的に気持ち悪い

『私の男』って読んだことありますかね?二階堂ふみさん主演で映画化してる作品です。

映画より原作の方が気持ち悪いです。

歪みっぷりがひどい笑。作者である桜庭一樹さんの本は『私の男』と『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』だけなんですけど、なんというか…愛し方の歪みがすごい。

愛し方が異質。

信じ方が奇妙。

普段、私たちの生活にいない壊れたような愛情を持っている人を考えるいいきっかけになりました。「好きで壊れてるんじゃなくで、壊されたんだ」って。ちょっとだけ優しくなれる気がする。

これ以上はネタバレになっちゃうので、この辺にしときます!

ってわけで歪みっぷりが気持ち悪い小説が気になる方はぜひ読んでみてください。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』はこちら。

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